水垢、油汚れ、ヌメリなど、キッチンシンクの汚れは油断できないですね。シンクの汚れ別に毎日でも手軽にできる掃除方法を厳選して3つご紹介します。この3つをおさえておけばいつでもシンクはピカピカです!
目次
はじめに!シンク掃除のポイント
普段の掃除
シンクの普段の掃除は、洗い物の最後に中性洗剤のついたスポンジを使って、ザーッと水洗いすることです。この方法で簡単な汚れはとれます。シンクに水分が残っていれば水に含まれたミネラルが水垢の原因になるので、乾いた布やキッチンペーパー、マイクロファイバーのクロスなどで拭き取りましょう。
シンクを掃除する際の注意点は、研磨剤の有無です。また、水に含まれたミネラルが硬いスポンジを使うとシンクを傷つけることがありますので柔らかい素材を選びましょう。
汚れで洗剤を使い分ける
シンクの汚れは性質ごとに洗剤を使い分けると汚れを落としやすいです。
主な分類はこちら。
【シンクの汚れ別!相性がいい洗剤】
汚れの種類 | 相性がいい洗剤 |
---|---|
水垢や石鹸カス(アルカリ性) | クエン酸(酸性) |
油汚れやヌメリ(酸性) | 重曹(アルカリ性) |
カビ落とし | 漂白剤 |
その1:【水垢・石鹸カス】『クエン酸』
クエン酸は水周りに使える万能アイテムです。洗面台や浴室の鏡にも使い回しできるので便利です。スプレーにしておくとサッと使えるのでおすすめです!
『クエン酸』を使ったシンクの掃除方法
- スプレー容器に、クエン酸:小さじ1杯と水:200mlを入れて混ぜる
- シンクの汚れにスプレーし、1時間ほど放置する
- 柔らかいスポンジでこすり、水で洗い流し、水分が残らないように乾拭きする
頑固な水垢を落とすコツ
クエン酸スプレーでは落ちにくい頑固な水垢や石鹸カスは、クエン酸スプレーを吹きかけてキッチンペーパーやラップでパックし、1時間ほど放置した後、スポンジでこするのがおすすめです。
その2:【油汚れ・ヌメリ】『重曹』
調理器具やお皿などについた油汚れは、雑菌が繁殖し、ヌメリに変化し悪臭を放つ原因になります。重曹はシンクだけでなく、コンロや換気扇の油汚れにも使えます!
『重曹』を使ったシンクの掃除方法
- スプレー容器に、重曹小さじ:2杯と水:200mlを入れて混ぜる
- シンクの汚れにスプレーし、10~30分ほど放置する
- 柔らかいスポンジでこすり、水で洗い流す
セスキ炭酸ソーダでも重曹の代用ができます。
スプレー容器にセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯と水500mlを入れ混ぜます。
【ご注意】
重曹には研磨効果があるため、シンクに直接粉末を振りかけてスポンジでこすると、シンクに細かい傷がついてしまいますので注意しましょう。
頑固な油汚れを落とすコツ
重曹スプレーでなかなか落ちない頑固な油汚れは、次の方法で落ちます。
重曹をペースト状にしてパックする
『重曹ペースト』を使ったシンクの掃除方法
- ヨーグルトの蓋や卵のケースなど捨ててもいいケースに重曹:大さじ3杯と水:大さじ1を混ぜ合わせ、重曹ペーストを作る。
- シンクの汚れに1を塗り、ラップでパックして30分ほど放置する
- 柔らかいスポンジを使って、水で洗い流す(シンクに傷がつくのでこすらない)
ぬるま湯を使う
固まった落ちにくい油汚れには40~60℃ほどのぬるま湯を使いましょう。
ぬるま湯で重曹のアルカリ性が強まるので、落ちにくい油汚れも対処できます。
油汚れ専用洗剤を使う
重曹では落ちない汚れは、キッチン用の油汚れ用洗剤を使いましょう。重曹で無理に汚れを取ろうとするとシンクを傷めかねません。
排水溝のヌメリを落とすコツ
排水溝に重曹の粉末を振りかけ、熱したお酢を注ぐと、化学反応でシュワシュワと泡が発生し、汚れを取ることができます。この泡は、排水溝のぬめり汚れや嫌な臭いにも効果があります。
この方法は、コンロの五徳や換気扇など大掃除でも使えます。
その3:【カビ】塩素系漂白剤またはアルコール除菌スプレー
水があり、常にジメジメして温かいシンク周辺はカビが発生しやすいエリア。さらに食べ物のカスや油汚れなど、カビの餌になるものが豊富なもの原因です。衛生的に保つためにもカビを見つけたら早めに対処しましょう。
キッチン用の塩素系漂白剤
ステンレスシンクなどの洗剤に強い場所カビには、かけるだけでカビを除去できる、除菌効果の高い塩素系漂白剤が有効です。
漂白剤を塗布し、しばらく放置すれば頑固なカビも分解し除去できます。
水で流しても除去できないカビは、柔らかいスポンジで軽くこすると落ちます。
※塩素系漂白剤は強力な洗剤なのでゴム手袋を着用すると安心です。
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アルコール除菌スプレー
漂白剤を使いたくない箇所や、木材、プラスチックなどは、アルコール除菌スプレーがおすすめです。
アルコールはすぐに乾くのでスポンジでこすったり、乾拭きなどは不要です。
ただ、黒ずんだカビは除菌できても色素が残ってしまうので、頑固なカビになる前に対処するのが望ましいです。
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余談ですが、まな板や冷蔵庫のパッキンなどもカビが発生しやすい場所です。 まな板は洗った後に、アルコール除菌スプレーを数回吹きかけたらOK!すぐに乾くので乾拭きは不要です。 冷蔵庫はキッチンペーパーにアルコール除菌スプレーを吹きかけ、パッキンを拭きましょう。
人造大理石のシンクの場合
人造大理石のシンクは天然大理石より素材が柔らかく、傷つきやすいので研磨に弱く、硬いスポンジでこすらないようにしましょう。
中性洗剤を使った掃除方法
- やわらかい布かスポンジを使って、キッチン用の中性洗剤をつけて汚れをやさしく落とす
- 乾いた布で洗剤を拭き取る
- お手入れした箇所を水拭きし、乾いた布で水分をふきあげる
まとめ
シンクの掃除を3つの汚れ別にまとめて解説しました。 食品を扱うキッチンは清潔に保ちたいですよね!シンクの汚れはこまめに行えば簡単な掃除で済みますので、今回の記事を参考に実践してみてくださいね。